chmodコマンド
chmod はファイルやディレクトリの権限(パーミッション)を設定するコマンド。
Windowsユーザーには、なかなか覚えられないコマンドである。
■ パーミッションの確認:
■ パーミッションの設定:
Windowsユーザーには、なかなか覚えられないコマンドである。
■ パーミッションの確認:
現在のパーミッションを確認するには "ls -l" または "ll" コマンドを実行する。
→ ※ llは「ls -alF」のエイリアス → 過去記事「Linux:lsコマンドはエイリアス?」
(例)
・先頭1文字目 = ファイル種別
・2~4文字目 = ファイル所有者権限
・5~7文字目 = ファイル所有グループ権限
・8~10文字目 = その他権限
→ ※ llは「ls -alF」のエイリアス → 過去記事「Linux:lsコマンドはエイリアス?」
(例)
user@win11a:/$ ls -l total 2284 lrwxrwxrwx 1 root root 7 Apr 22 2024 bin -> usr/bin drwxr-xr-x 2 root root 4096 Feb 26 2024 bin.usr-is-merged drwxr-xr-x 2 root root 4096 Apr 22 2024 boot drwxr-xr-x 16 root root 3560 Oct 24 13:09 dev drwxr-xr-x 87 root root 4096 Oct 24 13:09 etc drwxr-xr-x 3 root root 4096 Oct 18 15:00 home -rwxrwxrwx 1 root root 2260248 Sep 27 09:55 init lrwxrwxrwx 1 root root 7 Apr 22 2024 lib -> usr/lib drwxr-xr-x 2 root root 4096 Apr 8 2024 lib.usr-is-merged lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 22 2024 lib64 -> usr/lib64 drwx------ 2 root root 16384 Oct 18 14:57 lost+found drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 28 05:13 media drwxr-xr-x 5 root root 4096 Oct 18 14:57 mnt drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 28 05:13 opt dr-xr-xr-x 243 root root 0 Oct 24 13:08 proc drwx------ 4 root root 4096 Oct 18 14:58 root drwxr-xr-x 18 root root 540 Oct 24 13:09 run lrwxrwxrwx 1 root root 8 Apr 22 2024 sbin -> usr/sbin drwxr-xr-x 2 root root 4096 Mar 31 2024 sbin.usr-is-merged drwxr-xr-x 2 root root 4096 Oct 18 14:58 snap drwxr-xr-x 2 root root 4096 Sep 28 05:13 srv dr-xr-xr-x 11 root root 0 Oct 24 13:10 sys drwxrwxrwt 11 root root 4096 Oct 24 13:09 tmp drwxr-xr-x 12 root root 4096 Sep 28 05:13 usr drwxr-xr-x 13 root root 4096 Oct 18 14:57 var先頭のアルファベット10文字がパーミッション
・先頭1文字目 = ファイル種別
種別 | 内容 |
---|---|
- | ファイル |
d | ディレクトリ |
l | シンボリックリンク |
・5~7文字目 = ファイル所有グループ権限
・8~10文字目 = その他権限
パーミッションの意味:
モード | 権限 | モード(数字) |
---|---|---|
r | 読み取り | 4 |
w | 書き込み | 2 |
x | 実行 | 1 |
■ パーミッションの設定:
chmodコマンドでパーミッションを設定する。
モードは数値で指定し、パーミッションの種類の「モード(数値)」を合算した値となる。
上記を「所有者」「所有グループ」「その他」の3桁で表す。
所有者はフル、所有グループは実行・読み込み、その他は権限なし、だと、
数字でなく文字(記号フォーマット)指定もできる。
記号フォーマットは以下の3組をスペース無しで結合した文字列
chmod モード 対象ファイルまたはディレクトリ
モードは数値で指定し、パーミッションの種類の「モード(数値)」を合算した値となる。
上記を「所有者」「所有グループ」「その他」の3桁で表す。
所有者はフル、所有グループは実行・読み込み、その他は権限なし、だと、
chmod 750
数字でなく文字(記号フォーマット)指定もできる。
chmod 記号フォーマット 対象ファイルまたはディレクトリ
記号フォーマットは以下の3組をスペース無しで結合した文字列
(1) 許可を与えるユーザーまたは禁止するユーザー
(2) 許可を除去するか、適用するか、または設定するか?
(3) 権限
項目 | 説明 |
---|---|
u | 所有者 |
g | 所有グループ |
O | その他 |
a | すべて |
(2) 許可を除去するか、適用するか、または設定するか?
項目 | 説明 |
---|---|
- | 指定した許可を除去 |
+ | 指定した許可を適用 |
= | 指定した権限を適用 |
(3) 権限
項目 | 説明 |
---|---|
r | 読み取り許可 |
w | 書き込み許可 |
x | 実行許可(ディレクトリの場合は検索許可) |
Linux, Linuxコマンド
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