Linux学習(5/4)

■コマンド・サーチ・パス
・コマンドは、シェル・プログラム上で実行される。
・bashの場合、標準では「$」が表示されて、コマンド待ちになっている。
(設定によって異なるが $の前にはログイン中のユーザー名やマシン名などが表示される)
・$をプロンプト文字と呼ぶ。スーパー・ユーザーだと「#」に変わる。
・シェル・プログラムは次の動作を繰り返す。
(1) Enterキーが押されるまで入力を待つ
(2) ユーザーが入力した文字列をコマンドと見なし、該当するコマンドの実行ファイルを検索
(3) コマンドを起動したら、終了まで待機する

・シェル・プログラムはコマンド・ファイルを絶対パスで指定すればルートディレクトリから順にたどって該当ディレクトリでコマンド・ファイルを検索、相対パスで指定すれば、カレント・ディレクトリからたどってファイルを検索する。
・コマンド・ファイルの場所を指定しないと「パス」または「コマンド・サーチ・パス」と呼ばれるあらかじめ指定されたディレクトリを検索する。

■パスの設定
・PATHという変数で指定
・例) パスを表示 → カレント・ディレクトリをパスの一番左に追加 → パスを再表示
$ echo $PATH
$ PATH=.:$PATH
$ echo $PATH
★「=」の前後にスペースを入れない
★大文字と小文字は区別される

・PATH変数はログイン時やシェル画面起動時に自動的に設定される。
・複数のパスが指定されているときは「:」で区切られる。
・シェルはPATH変数の一番左側にあるディレクトリからコマンド・ファイルを検索する。
(コマンド・ファイルが見つかればそれより右側のパスは検索しない)




(Rev.1 / 2015.05.04)

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