[記述用語] ブロードバンド方式

ブロードバンド方式 - 意味・説明・解説 : ASCII.jpデジタル用語辞典

インターネットはもちろん、広く電気通信で使われる伝送方式のひとつ。「ブロードバンド伝送」とも言う。対する方式として、「ベースバンド方式」「ベースバンド伝送」がある。

「ベースバンド伝送」は、直接電線などの物理媒体に信号を載せる。たとえば、デジタル信号の伝送なら、「1」は「+15V」の電圧、「0」なら「-15V」の電圧といった具合である。ほかにもマンチェスター符号化などの方式もあるが、いずれも考えかたは同じである。ベースバンド伝送は、仕組みが単純だというメリットがあるが、同時に複数の通信を行なうことができないという制約もある。Ethernetはベースバンド方式だが、CSMA/CDという衝突検出の仕組みにより、あたかも同時に複数の通信が行なわれているように見せている。ちなみにEthernetの「100BASE-TX」などの「BASE」は、ベースバンド伝送を表わしている。

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