1-3-3 交流モータ | 日本電産株式会社 - Nidec Corporation
AC モータを分類すると、整流子型モータ、同期モータおよび誘導モータに大別されます。同期モータおよび誘導モータはともに、回転磁界により回転速度が決定する AC モータです。
ここで回転磁界とは、ステータ巻線に三相交流や二相交流などの多相交流電流を流した際に、発生した磁界が多相交流電流の周波数で決まる回転速度(=同期速度)で回転する現象をいいます。回転磁界によってロータが吸引されて回転しますが、その回転法の相違によって AC モータが分類されます。
回転磁界形 AC モータ(同期モータ、誘導モータの総称)には、家庭に二本線で配電されているAC100Vを電源とするモータと、工場等に配電されている三本線の AC200V を電源とするモータとに大別されます。
前者を単相交流モータ(single-phase motor)、後者を三相交流モータ(three-phase motor)と呼びます。
最近では、三相交流モータをインバータ(inverter)という半導体素子を用いた電力変換回路によって駆動する機会が多くなってきました。インバータによって電圧と周波数を制御して、目的にかなった回転速度とトルクで運転するためです。
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